プルーンを探しに、遺跡へと行く道で
道に迷って、呪医の里の方へと足を向けてしまった。
呪医の里にずっと興味があったけれど、
ずっと行けてなくて、寧ろ行ってよいものかと頭で思いつつ
悩んでいた場所。
ウェネが迷った私に声をかけてくれた。
どうやら、伝説の果物を探しているようで
4番の木の実があるとの噂みたい。
私も一緒に同行を。
頭の中で纏まっていないものを
きちんと話せるかどうかはわからないが、
一緒に向かえたらいいなと思い、足を踏み入れた。
ウェネは、非常に大人っぽく何よりも気遣いが出来る人である
可愛いなと思うのはウェネの力であろうと思う。
もっと色んな人に愛されてほしいと思う。
私が暑いと言えば、冷気を纏うブレスレットを貸してくれた
ウェネは、魔道具を作るのが上手いし
それを人が役立つ為にという気持ちが伝わる。
魔道具屋をやってみるのもいいかもね、という会話から
まあ、余計なことまでも口にしてしまった。
馬鹿であったな。
夜分遅くであったので、里まで来たが引き返すことに
いつか来れる日になったら、また来ようと思う。
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